「夏祭り」

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この小説は, HP『亜美と由美の部屋』様の「夏祭り」イラストにあてたものです。
          ↑跳びますので,ご覧ください。 



「あ……はあぁ…っ…!」
 掠れた声は,誰にも届かない。

 神社の境内から,不意に暗がりに引き摺り込まれた私は,そこで数人の男の人たちを見た。
「上手くいったじゃねぇか」
「あぁ,ずっと張っていたからな。友だち数人と来ていたみたいだったから,目が離れた隙を狙う
のは,なかなかホネだったぜ」
「しかし,ホントにいいのかよ? 騒ぎになったら,ゆっくり楽しめねぇからな」
「だから,しっかり周りを見張りながら犯るんだろが。大丈夫だって。だいたい,この人混みだ。
普通に歩いてたって,すぐにはぐれそうだろ。探しはしても,騒ぐことはねぇよ。連れ込まれて…
ひひひっ,犯されてるなんて誰も思わないだろうしなぁ?」
 私を囲んでいるのは,私よりずっと年上の…男の人たち。
 男の人たちは,私をずっと見ていたように話をしている。
 私は,突然のことに,ただ驚いて何も考えられずにいた。
 目の前の光景が信じられず,何度も周りを見渡す。
 私は,ついさっきまで,友だちと一緒に夏祭りを楽しんでいたはずだったのに。
 どうして…?
 なぜ…?
 この男の人たちは,何…?
「な…何です…か……何か,用…なんですか…」
 ドキドキとした胸の鼓動が激しい。
 喉がカラカラに渇き,私は緊張に途切れ途切れに声を出した。
「へぇ……」
 一斉に,男たちの人たち全員の目が私を見た。
 怖い…
 思わず私は,一歩後ずさった。
 その目は,私が今まで見たことのない…嫌な感じのする,気持ち悪い目だった。
「お嬢ちゃんって,そんな声してるんだ。お顔と同じ,綺麗な声なんだなぁ」
「何ですか,何か用ですか,とよ。可愛いねぇ……とことん,可愛がってやりたくなるぜ」
「その透き通った声で喘いだら,どんな感じなんだろうな……あ,いかん,もう勃ってきやがった」
「なあ,早く剥いちまおうぜ。オレ,もうガチガチで我慢できねぇよ」
「焦るなって。こういう子は,じっくりと責めてやるのが美味いんだからよ」
 嘘…
 私は,緊張と恐怖に頭が真っ白になっていた。
『いい? あなたは,狙われやすいんだから,危険だと思ったらすぐに大きな声を出すのよ。間違
いだったら,それはそれでいいの。私が,後でちゃんと謝って上げるから』
 友だちに,あんなに言われていたのに,私は笑うだけで真剣に考えていなかった。
 今の私は,声を出すどころか,身を固くするだけで抵抗することさえできない。
「さあ,もうちょっと奥に行こうぜ。ゆっくり,楽しめそうな場所があるんだ」
「あ……」
 舌なめずりをして男の人たちは,私の両腕を掴み,口を塞ぎ,更に奥に引き込んでいく。
 気づいたとき,私は,周囲を緑と大きな木々に囲まれた場所に連れ込まれていた。

 祭りの喧噪が遠くに聞こえる。
 代わりに,そこかしこの茂みからの虫の鳴き声が辺りを被っていた。
「こ…来ない…で……くださ…い…」
 私は,木立を後ろに立ち,やっとのことでそう言う。
 周囲に,人がいそうな気配は全くなかった。
 怖い…
 誰か…助けて……
 けれども,男の人たちは,ますます嬉しそうな顔をして笑う。
「大丈夫だって。お友だちだって,こんな処に連れ込まれているなんて思いもしないさ。俺らで,
ちゃんと周りを見張っとくから,ここなら少しくらいエッチな声が出たって大丈夫だぜ」
「それにしても…こうやって,近くでじっくり見ると,ホント凄ぇ美人さんなんだな。惚れちまい
そうだぜ」
「へへへっ,怖くないから心配しないでいいんだよぉ。優しく優しく…身も蕩けるほど,念入りに
可愛がって上げるよぉ」
 男の人たちが,にじり寄ってくる。
 逃げなきゃ…
 大きな声を出さなきゃ…
 そう思うのに,体がすくんで動かない。
「あ…っ…」
 男の人の手が,私をぐっと引き寄せる。
 私は,ギュッと目を瞑った。


「あ…ぅ…っ」
 背後から抱きついてきた男の人が,私の首筋に顔を埋めてきた。
 男の人の温かな息が首にかかり,熱くて軟らかな舌の存在を感じる。
 ただそれだけで,ゾクゾクした戦慄が奔り,私は首筋を引きつらせた。
「っうぅん…っ!」
「へへへっ,いい匂いだなぁ。お嬢ちゃん,風呂上がりなのかい? こりゃあ,シャンプーと石鹸
の香りなのかなあ?」
 ヌラヌラとした舌が,首筋を這う。
 首を…舐められている……
 それを,肌で敏感に感じ取ったとき,私の胸に込み上げきたもの。
 それは,男の人に触れられている,男の人にイヤらしいことをされているというショックだった。
 それと同時に,これが逃れられない現実なんだと実感する。
 私が……こんなイヤらしいこと…されている……
 ショックに体が凍り付く。
 こういうことが,自分の身に降りかかることなど思ってもみないことだった。
 映画でも,そういうシーンがあるのは観たことがあった。
 けれど,それは凄く官能的で,見ているだけで恥ずかしく…
 私は,きちんと観ていられなかった。
 一緒に観に行った友だちに,それを揶揄されたこともある。
 男の人がそういうことをしたがるということも,女の人の体がそれを悦ぶものだということも知っ
ている。
 そういうことを,独りで秘かに想像したことだって…ある。
 けれど,それでも,私が実際にそういうことになるイメージを持つことはできなかった。
 まして,突然こんな処に連れ込まれ,男の人たちに無理矢理されるなんて…
「やぁ…ぁ…っ…」
「首筋って,意外と感じるだろ? 知らなかったか? もっと他にも,感じる処を教えてやろうか? 
そら,ここはどうだ?」
 舌先は,耳たぶを舐め,中に潜り込んでくる。
 浴衣の上からは,大きな手が胸を揉んでくる。
「…ぁ…ぁっ……嫌ぁ…っ……」
 私は,ビクンと体を動かした。
 熱い舌がねじこまれてくる感触と,胸を包み込まれる妙な感覚に…体は戦慄き,唇からは震える
声が漏れる。
 助けて…嫌っ……やめて……
 抵抗する声を出したいのに,体に奔る妙な痺れがそれを遮ってしまう。
「おい,意外とこの女,オッパイ大きいぜぇ」
「へぇ,ホントか? 可愛い顔しといて,浴衣の上から見ても,ちょっと揉んでみたくなる,何と
もイイ形をしていたのは分かってたけどよ…なかなか,イヤらしい体してるみたいじゃねぇか」
「ひひひっ,この腰つきもよさそうだぜぇ…思っていた以上に楽しめそうだな」
 男の人たちの,私に注がれてくるギラギラとした目と言葉に身の毛がよだつ。
 そんなこと嫌っ……誰か…誰か,気づいて…お願い……
 私は,必死の思いで祈った。
 でも,それは決して叶うことのない祈りだった。

「あぁ…っ…い,いや…っ…」
 浴衣が,肩から胸へとはだけられていく。
 生暖かい夜気が,素肌をなぞった。
 裸にされてしまう…!
 その羞恥と恐怖は,私の頭から血の気を引かせた。
 それだけは,嫌っ…
 私は,ガクガクと震える腕で,男の人から逃れようとした。
 でも。
「へへへっ,無理無理。逃げようったって,もう遅いって。お嬢ちゃん…お嬢ちゃんみたいな綺麗
な子が,ボゥッとして独りになっちゃいけなかったんだよ」
「そうそう,俺らみたいな悪い大人が,ずーーっと狙ってたの,知らなかったのかい?」
「だ・か・ら……これは,自業自得。自分が悪かったと思って,諦めな」
 男の人たちは,私の抵抗を怒るどころか,むしろ楽しんでいる様子だった。
 後ろからの手を押さえようと,必死になっているうちに,今度は正面からの手が浴衣の襟を握り,
ゆっくりと広げていく。
「あ,あっ…お願いですっ…浴衣…脱がさないで…っ…」
「駄目駄目。罰として,オジさんたちが,愛情を込めてたっぷりとお仕置きして上げるんだからさ。
まずは…この浴衣を脱ぎ脱ぎしましょうねぇ〜」
 いくつもの手が,私の浴衣をはだけさせていく。
「は…っ…」
 胸の膨らみが半分ほども露わになり,私は慌てて胸を押さえようとした。
 けれど,抵抗する私の手首を掴んできた後ろの人は,前の人が浴衣を脱がしやすいよう,私の手
首をぐっと左右に開く。
「やっ…やあぁっ…」
 無防備になった胸元が,露わにされていく。
「ほらほら,もっと抵抗しないと,裸にされちゃうよ〜」
「いや…ですっ……やめて,やめ…てっ…ください…っ」
 恥ずかしくて堪らない。
 私は,胸をよじった。
 喉の奥に何かがつかえて,うまく声が出てこない。
 私の必死の抵抗は,無視されるほど,何の力にもならなかった。

 浴衣から胸が露わになり,男の人たちの目がそこに集中するのが分かる。
「ほぅら,お姉ちゃん,可愛い顔に似合わず大きなオッパイ,みんなに見てもらおうぜぇ」
 完全に開かれた胸元。
 裸の胸が,後ろからの大きな手に直接揉み上げられた。
 包まれた手の平の中で,乳首が潰され,擦り上げられる。
「や…やぁ…っ…」
 私は,恥ずかしさに顔を左右に振った。
「へへへっ,お姉ちゃんの大きくて綺麗なオッパイ,丸見えだぜぇ」
「へぇ,下には何も着ないって,本当なんだな。ブラジャーを脱がすのも好きだけど,お姉ちゃん
みたいな女の子だったら,そういうのも色っぽくて,オジちゃん大好きだぜぇ」
「いい形してんじゃねぇか…このツンとした形のオッパイが,白桃みたいで特にイイんだよな」
「見ろよ,この可愛い乳首,もう硬く尖らせちまってよ…実は,意外と,イヤらしいことされるの
好きなんじゃないの?」
「いや…いや……変なコト…言わないで……お願いです…見ないで…ください……」
 今まで聞いたこともないイヤらしい言葉を,私の体に浴びせてくる男の人たち。
 嫌…見ないで…イヤらしいことを言わないで…
 心臓の鼓動が激しくて,息をするのも苦しかった。
 私は顔を真っ赤にして,喘ぎながら精いっぱい哀願する。
 でも,それを聞いてくれる男の人は,1人もいなかった。

「はっ…あ…ぁ…っ…」
 私は,途切れ途切れに息を吐く。
 交互に,私の胸に触れてくる手…
 何本もの指…
「む…胸にっ……嫌…触らない…で…くださ…いっ…」
 その,ゾワッと肌に感じるものに,思わぬ声が漏れそうな気がする。
 その正体が何なのか,理由も意味もよく分からないまま,私はなぜかそれを懸命に堪えていた。
「そんな切なそうな目して,俺を見るなよ。今すぐに犯してやりたくて,堪らなくなっちまうじゃ
ねぇか。それとも…もう,姉ちゃんも犯して欲しくなっちまったのかなあ?」
 乳房を包み揉んでいた手が滑り,乳首の先端が指先でなぞられる。
「あっ…く…うっ……ぅんっ…」
 胸の先端に,ピクンとくるものを感じ,私は思わず声を漏らした。
「へへへっ,色っぽい声だなあ?…ココ,触られると,だんだん妙な気分になってくるだろう? 
ほら,もっと触ってやるから喘いでみろよ」
「ちょっと弄られただけで,こんなに尖らせて…姉ちゃんは乳首が特に感じるのかい? それじゃ
両方でもっと気持ちよくして上げなきゃなあ?」
「っ…!」
 散々弄られ,硬くなってしまった乳首に唇が吸い付いてくる。
 い,嫌っ…そんな処…っ……舐めるなんてっ…
 私は,その顔を引き剥がそうとするものの,かえってその手を取られてしまう。
「いいじゃないか。お嬢ちゃんの綺麗なオッパイ,舐め舐めして上げるよぉ〜」
「やっ,だ,駄目ですっ……んんうっ…そんな…ことをっ…っああぁっ」
 男の人に含まれた乳首が,舌先で転がされていた。
 ヌルヌルとした濡れた舌の感触が,とても熱い。
 その舌先に触れられると,どうしようもなくビクビクとした痺れが胸に閃いてしまう。
 どうして……
 私は,抵抗することも満足にできないまま,思った。
 こんなに,恥ずかしいことをされているのに……
 それなのに,なぜか,妙に切ない気分が胸に込み上げてくる。
「はっ…ぁっ…あ…ぁんっ…んっ,くう…んっ」
「ひひひっ,乳首吸われてビクビクしてるぜ。コイツ,乳首がよっぽど好きみたいだぜ?」
「綺麗なお顔に似合わず,スケベな体してるんだねぇ…もう,感じてるのかい? へへへっ,オジ
さんも舐めさせてもらおうかなぁ?」
「そりゃあ,乳首を両方とも舐められれば,誰だって感じちまうよなあ? いいんだぜぇ? お友
だちは,誰も見ていないんだから,遠慮せずもっと気持ちよくなってみろよ」
 男の人たちは,舌で私の乳首を弄ぶのをなかなか止めてくれない。
 私は,今まで経験したこともない感覚に,身をよじらせた。

「はぁ…はぁ…あ…ぁ…だめ…だめっ……」
 私は,いつしか息を乱していた。
 膝にかけられた手が,浴衣の裾を開いていく。
 その手を制しようにも,私の両腕は後ろからの手に掴まれ,動かすことすらできない。
「へへへっ,いいじゃねぇか。そろそろ…もっと,気持ちいいコトしようぜ? 忘れられない夜に
してやるからよ」
「お姉ちゃんのオ○○コ,見せてもらうよぉ。そいでもって,たっぷりオジちゃんの舌で可愛がっ
てやるからなぁ」
 そんな…っ…
 私は青ざめた。
 そのイヤらしい言葉,声。
 胸をこれだけ悪戯されると言うだけでも,十分に恥ずかしいことなのに,それ以上の…
 男の人が,今から私にしようとしているコト…
 想像した私の頭の中で,カアッと血液が逆流する。
 私の…アソコ…を……嘘っ…そんなコトっ……
 それは,とても考えられないほど,恥ずかしくてイヤらしいことだった。
 それなのに。
 浴衣の裾が,大きく開かれ…
 太腿が,上の方まで露わにされていく。
 そのギリギリの際どい光景。
 男の人たちの視線を,痛いほどソコに感じてしまう。
「とうとう,綺麗な太腿が見えてきたぜぇ。白くて…舐め回してやりたいくらいエロいじゃねぇか。
へへへっ,こりゃあ…絶妙な眺めだぜ」
「胸の方はブラジャーをつけてなかったからな,コッチの方もパンティなんてはいてないんだろう? 
すると……うひひひっ,お姉ちゃんのオ○○コ,このすぐ上に見えちゃうわけだな? どれどれぇ?」
「……っ!」
 嫌っ,見られてしまう…!
 そのとき,私の中で,最後のブレーキになっていたものがやっと外れた。
 呪縛が解けたように……私は,初めて大きな声で悲鳴を上げようとした。
 けれど,それはとき既に遅く…叶わなかった。
「危ねぇ,危ねぇ……ひひひっ,声を出しちゃイケないよ,お嬢ちゃん。この気持ちよさ,知らな
いのかな? じゃあ,たっぷり味わっておきなよ。恥ずかしいだけじゃねぇんだぜ」
 私の口には,横から大きな手が宛がわれていた。
 もう助けを呼ぶこともできない…
 そう絶望を実感する間もなく,浴衣の裾が腰全体を露わにするまで広げられる。
 周囲にいる男の人たちが,覗き込むようにして群がってくる。
「……っ!……んん…うぅっ!」
 私の悲鳴は,悲鳴にならなかった。

「んん!…ぅ…ぅんっ!…」
 私の腰が,ビクンと跳ね上がる。
 腰をガッチリと抱え込み,逃げられないようにした上で,私のソコに顔を埋める男の人の舌が,
ヌメヌメと周囲を舐め上げてきていた。
 舌にソコを触れられる度に,腰を被う電気のような強い痺れ。
 とても声を上げずにはいられない。
 それに…
 そんな,誰にも見せたことのない処を見られ,あろうことか舐められるなんて。
 私は…恥ずかしさの頂点にいた。
「はぁ…あっ…っう!…んっ!」
「お姉ちゃん,お顔が真っ赤になってるよ…可愛いねぇ。そんなに,恥ずかしいのかい? でも,
その恥ずかしいことをされるのが,女の子ってのは気持ちいいんだぜ」
「そうそう,オジサンたちの舌戯,忘れられないように,たっぷりと教え込んで上げるよ」
 先を争うように私のソコに群がり,代わる代わる,そしてじっくりと私の体に舌の感触を刻みつ
けてくる男の人たち。
 最初は拒絶し,何とかその責めから逃れようとしていた。
 生理的な嫌悪を感じるほど,嫌だった。
 最初は。
 それなのに。
「や…やだ…っ…駄目…っ…そんな,変な…こと…しない…で…くださいっ…」
 そう拒絶する言葉を漏らしながらも,いつしか,私は腰をくねらせて,その感覚に酔ってしまっ
ていた。
「ひひひっ,姉ちゃん,オ○○コを舐められるって気持ちいいだろ? イヤイヤ言ってても,腰を
こんなにエッチにくねらせて…もっと舐めて欲しくて,誘ってるみたいだぜ? だいたいよ,ほら,
俺の舌にえぐられて,メチャクチャ濡れてるじゃねぇか」
 ジュルジュルと,私のソコを啜り立てる音が響く。
 後ろからは,私の腕を封じている男の人が,耳を舐め,乳首を弄りながら囁いてきた。
「本当は,やめて欲しくないんだろ? 好きなだけ味わわせてやるよ。こんなに,エッチな蜜を溢
れさせて…スケベな女の子になる素質,十分じゃねぇか」
「違…うっ……違い…ますっ…いやぁ…っ…」
 私は首を振って,精いっぱい否定した。
 こんな恥ずかしいこと嫌,しないで…
 そう思うのに。
 でも。
「ん,んうぅっ…!」
 グネグネとした舌が入ってくる…
 私は,その感触に全身をブルブルと震わせ,歯を食い縛った。
 あぁ…もう……
 私は,胸に呟いていた。
「私……もう,ダメ…おかしくなってしまう……」
 脳も,思考も…
 腰も,神経も…
 羞恥心も,嫌悪感も…
 感覚の全てが,熱く痺れ,蕩けていく。
 体の奥からは,熱いモノがとめどもなく溢れてくる。
「おかしくなっちゃっていいんだぜ? オジさんたち,上手いだろ? オジさんたちの舌戯をこれ
だけ味わえるなんて,お姉ちゃんだけだぜ?」
「そんな…っ…あぁんっ…っぅ…くっ…うぅんっ!」
 下卑た笑いとともに,大きな舌が,ウネウネと私の中を掻き混ぜ,舐め啜っていく。
 そして,執拗に舌先で上下に嬲られる,小さく敏感な処。
 ソコをされる度,甘く強い痺れが腰から背筋を駆け上がり,頭の中を白く貫いた。
「へへへっ,姉ちゃんも,やっぱりソコが一番感じるのか? そこ,イイだろ? 後で俺もソコで
イカせてやるからな。楽しみにしてろよ」
「あぁ…もぅ……いや…もう…駄目…です…っ…あぁ…うぅ…んっ…」
 頭の中が白み,意識が遠くなる。
「だめ…だめ…もうしないで…許してください……お願い…ぁ…っあああぁぁぁっ」
 訳が分からない何か…
 何かが来る…
 そう思った次の瞬間,私はそれに呑み込まれていた。
「ひひひっ,とうとうイッたか? お嬢ちゃんのイキ顔,色っぽかったぜぇ…」
 気づいた私を覗き込んでいる,男の人たちの顔。
 硬直した体が,ビクビクと甘く痙攣している。
「はぁ…はぁ…っ……んん…はあ…ぁっ…」
 私は,初めて味わう絶頂に呑まれたまま,その余韻に言葉を失っていた。

「へへへっ,今度は指で,奥まで感じさせてやる……そら,どうだ」
「あ…ぁっ…んっ,んんうぅっ!」 
 ヌルヌルと沈み込んでくる指は,大した抵抗もなく私の中に侵入してくる。
 あれから何度も絶頂に追いやられた私は,抵抗する気力もなく,ただ男の人たちの為すがままに
声を上げさせられていた。
『この辺まで探しても,いないってことは……やっぱり,もう帰ったのかなあ』
『はぐれて,だいぶ経つし…どこに行っちゃったんだろう』
 一度,近くを通りがかった友だちの声。
 私は,口を塞がれる必要もなく,声を押し殺して喘いでいた。
 お願い…気づかないで……早く…早く…あっちに行って……
 暗闇の中,私の体に絡み付いてくるたくさんの手。
 硬く尖った乳首が,指の刺激に疼いている。
「ぁ…はあ…ぁ…うぅ……ん…っ」
 その淫らさに,私は目の前に友だちがいるにも拘わらず喘いでいた。
 あぁ…行ってしまう……
 遠くに去っていく足音を聞きながら,私は自らが招いた絶望感と,これからの興奮に息を弾ませ
ていた。
「友だちに知られて,コレが終わってしまうのが嫌だったんだろ? そんなに,もっと気持ちよく
して欲しいのか?」
「はぁ…っ……違う…違い…ます…っ……んっ,っううぁっ!」
「こんなに,体を感じさせといて,何を言ってるのかなあ? スケベなお姉ちゃん?」
 指が,熱く蕩けた私の中で,周囲の壁をグリグリとえぐって内部で蠢く。
 私は,我慢できなかった。
 胸を揉まれながら…アソコに指を入れられながら……胸を揺らし,腰をビクビクと戦慄かせる。
「へへへっ,この指が,そんなに気持ちいいか? じゃあ,もっと太くて長いのを入れてやろうか? 
お姉ちゃんが,柔らかいお尻を押しつけてくるからよ…ほら,分かるか? 俺の硬いモノが,もう
我慢の限界というくらい興奮してしまっているのがよ」
「……っ!」
 私のお尻に当たっている,硬く膨らんだ棒のようなモノ……
 私は息を呑む。
 これが…男の人の…っ……
 それを理解したとき,私は体が熱く震えるのを感じた。


 遠くで聞こえていた,夏祭りの喧噪も,もう静かになりかけていた。
「もう……許してください…これ以上は…どう…か……お願いです……」
 どれくらいの時間,嬲られ続けているのだろう。
 私は息も絶え絶えに荒い息をつき,涙声で訴える。
 数え切れないほどの絶頂に,私は嗚咽を漏らして涙を流していた。
 けれど,このまま終わるわけがないということも分かっている。
「泣くほどよかったかい? 美少女の泣き乱れる顔と声って,最高だな」
「あぁ,堪らんくらいそそるぜ…」
「おい,早く頼むぜ。俺も早く,コイツにぶち込みてぇよ……」
 大きな木の幹に手をつかされた私の背後で,男の人たちが服を脱ぎ去っていく音が聞こえてきて
いた。
 あぁ…
 私は,諦めとも,期待ともとれない溜息をつく。
「ここからが,本当のお楽しみよ。体の方は,すっかり出来上がったようだな? それ,イクぜ」
「くっ,っううぅんっ!」
 後ろから,高く掲げた腰に,灼けるような痛みと痺れが押し入ってきた。
 あぁ…これが……とうとう,私……
 私を支配しようとする,圧倒的な存在を感じる。
「ひひひっ,お姉ちゃん,何だか凄ぇ気持ちよさそうな顔してるぜぇ…なあ,乳首も一緒に舐めて
やろうか?」
「あ,それじゃあ,俺はもう片方のな」
「っう,んぅ…ん」
 甘い痺れが,胸の先端に閃いた。
 私は,犯されながら,甘い声で身をくねらせてしまうのを感じていた。

「俺ら,全員が満足するまで,まだまだ何度でもイッてもらうぜ……そら」
 私の腰を掴み,ズシンとした衝撃で奥まで到達した男の人のモノ。
 声を上げることもできず,そのまま一気に引き抜かれた。
 爪先立つほど脚をピンと伸ばし,誘うように腰を高く掲げたままで,私はそれに耐える。
「ひひひっ,堪らん腰つきだぜ……犯されながら,エロい尻を自分から埋めてきやがる」
「あ……はあぁ…っ…!」
 掠れた声は,誰にも届かない。
 もう,どうでもいい……私を…どうにかして……メチャメチャにして……
 夏の夜の暗闇は,私を普段では考えられないほどの解放感に包み込む。
 喘ぎながら,私は背中を弓なりに反り返らせていた。



終わり


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