「女教師 有莉佳編」(2.罰)
◇トップに戻る◇
第1回
「今日……夏樹くんの家に行こう……」
しばらく経ったある日,私は決心した。
本当は,気が重い。
でも,このままにしておいてはいけないと思う。
夏樹くんに,悪気はなかったのだ。
ただ,少し…
普段,女性を感じることが出来ない生活をしているがために,狭い部屋で二人きりになっている
事に我慢が出来なくなってしまっただけ…
それを非難する資格は,私には全く無い。
……私だって,同じ……
いや,夏樹くんなんか比べものにならないくらい,私という女はもっともっとイヤらしい。
本当は,私の方が夏樹くんに合わせる顔がないくらい。
……だから,せめて…夏樹くんを,安心させて上げなきゃ……
私は,家の玄関の前で,一つ呼吸を整え,チャイムを押した。
「先生……」
現れた夏樹くんは,驚いた顔をしていた。
少し,疲れているようにも見える。
私は,できるだけ明るく振る舞おうと思った。
「こんにちは」
にっこり笑う私に,少し笑顔をつくった夏樹くんの顔が,ホッとしたような色を浮かべた。
「今日は,ここで勉強しましょ」
私は,いつもの部屋ではなく,居間を選んだ。
お父さんと何度か話をしたことのある,掘りごたつ形式のテーブルに私はさっさとつく。
……ここならば……
家の中に二人きりで,他に誰もいないのは変わりないが,狭い部屋と居間とでは気分が違う。
第一,あんなことがあったあの部屋に入るのは,やはり気が引けた。
それに,私がココを選んだことで,その意図を夏樹くんも察してくれるはずだと思った。
もう,あんなことにならないように…
「さ,ここで始めましょう? ね?」
「う,うん…」
私の意図を察したのか,声の表情を少し落とした夏樹くんだったが,思い直したように私の正面
に座った。
私の真横ではなく,正面に…
……ごめんね…夏樹くん……あんまり,気にしないでね……
私の中で,夏樹くんに対する抵抗感がスーッと消えていくのが分かった。
「それでね,この文の文形を考えてみるとね…」
「はい…」
いつになく,夏樹くんの表情が柔らかい。
最初こそ緊張気味だったが,時間とともに次第に気分もほぐれ,小さく笑ったりもする。
私が来たことが,よほど嬉しかったのだろうか。
……よかった……
私の胸も,先ほどまでの重苦しさを忘れて軽く弾んでいた。
熱心に,問題を解いていた夏樹くんの手が,少しずつ鈍ってくる。
ふと顔を見ると,うつらうつらとして今にも眠ってしまいそうな目。
「夏樹くん…眠いの? 少し寝ていいわよ」
「あ…すみません……最近,あまり眠れなくて…」
そう言っている間に,テーブルに突っ伏しそうになるのを,私はゆっくりと床に横たえた。
「すみません,先生……」
「いいのよ,このまま寝なさい」
「うぅん,違うんです……この前は,本当にすみませんでした……あれから,先生のことがずっと
気になって……あまり眠れなかったんです。でも…よかった……先生が来てくれて嬉しいです……
もう会えないのかと思った」
鋭さの消えた瞳で私を見上げてくる。
……夏樹くん……
私の胸が,チクリと痛んだ。
……私は……夏樹くんが思っているような女ではないのに……
本当は,イヤらしく犯されることを想像して,感じてしまうような女なのに…
目の前の夏樹くんの真っ直ぐさを,私は羨ましいと思った。
「先生…お願いがあります」
「何?」
私は,できるだけ柔らかく声を出した。
「目が覚めたとき…先生に側にいて欲しいんです。今日だけでいいですから…すぐ目を覚まします
から……だから…今日だけ…」
今にも眠りに落ちそうなのに,それを必死で踏みとどまっている夏樹くん。
夏樹くんも,寂しい毎日を送っていたんだ…
そう思うと,抱き締めたい気持ちが沸き起こってくる。
「分かったわ…目を覚ますまでいてあげるから…」
私の声が,きちんと届いたのかどうか…
最後まで言い終わる前に,夏樹くんはスーッと眠りに落ちていった。
「あ,そうだ…そういえば……」
夏樹くんの寝顔をゆっくりと眺める間もなく,私はあることを思い出して呟いた。
最近なくしてしまったらしく,どうしても見つからずにいたリップスティック。
どこに置いてしまったんだろうと,あちこち探していたけれど…
もしかしたら,この前のときに,あの部屋に落としてしまったのかもしれない。
私は,夏樹くんの寝顔を見つめた。
本当に寝不足していたのだろう。
気持ちよさそうに寝息を立てて眠り,しばらくは起きそうにない。
……何度も入った部屋だし……先生なんだし…いいわよね?……
私は立ち上がった。
「うーん……やっぱり…ないか」
しばらく部屋を探してみたが,やはり見つからない。
まあ,仕方ない。
けっこう気に入っていたものだったので,できれば見つけたかったんだけれど…夏樹くんの部屋
になければもういい。
リップスティックというモノがモノだけに,他の所で見つけても使う気にはなれない。
……そうか……夏樹くんの部屋だったら,よかったわけね……
改めて,そんな自分の気持ちに気づき,少し可笑しくなる。
……そうだ…夏樹くん,目を覚ましたとき何か美味しいものがあったら嬉しいわよね……
気持ちを戻して居間に戻りかけ,ふと私は,いつもは閉めてある部屋のドアが全開になっている
のに気づいた。
……お父さんの部屋なのかな……
別に覗き趣味があるわけではないのだが,そのまま通り過ぎようとしながら…
軽く一瞥した私は,心臓がドキンと鳴った。
机の上に立ててあるもの……
多分,いや,間違いなくあれは私のリップスティック。
……どうして,こんなところに……
誘われるようにして部屋に入り,机の上のものを手に取った私は確かめてみる。
「私のリップ…」
間違いなかった。
……どうして……
同じ疑問を繰り返したところで,私は冷静になった。
お父さんは,多分,私のリップが転がっているのを見て,なくさないようにとこうやって保管し
ておいてくださっていたんだ。
見ただけでそれくらい分かりそうなことなのに,『どうして』だなんて,私もどうかしている。
「でも……どうしてこんなに?」
よく見ると,他にもリップスティックが数本置いてある。
……奥さんはいないはずの,しかも男の人の部屋にリップスティック?……
私は,何気なく手にとり,キャップを外してみようとして……突然,スイッチが入った。
「はっ!!」
指に凄い振動が伝わり,私は驚いて手を離す。
机の上で,カカカカカッと微細な振動を放ちながら転がるリップスティックに,私は何が起こっ
ているのか数瞬の間,理解できなかった。
……これは……もしかして……ローター!?……
そこに思い至り,息を呑む。
「まさか……そんな……こんなものが…」
そう言えば…女性が持ちやすいようにと,外見でぱっと見て分からないようになっているものも
あると聞く。
しかし,話には聞いていけれど,目にするのは初めてだった。
もちろん,手にとって使ってみたことなど,あるはずもない。
……これが……ローター!?……
心臓のドキドキが凄い。
……あのお父さんが…こんなものを……
今までは,生徒の父親だと思って,気にもしていなかった西岡さんの,ギトギトと脂ぎった顔が
目に浮かぶ。
爽やかな感じの夏樹くんとは似ても似つかない……本当は,私の苦手なタイプの顔。
……い…いや……
鳥肌が立つ。
生徒の父親だから丁寧に接していたが,実際,そうでなければ好んで近づきたい人ではなかった。
……早く,出よう……
見てはいけないものを見てしまった私は,急いで部屋を出ようとした。
そのとき…
「先生…何をしているんです?」
背後からの声に,私は飛び上がらんばかりに驚いた。
夏樹くんの父親が…西岡さんがニヤニヤとこちらを見ている。
いつの間に,帰宅していたんだろう。
私は,慌てて弁明しようとした。
「い,いえ……あの,私,リップをなくしてしまって……私のリップに似たものが,こちらの部屋
にあったものですから……その,悪いと思ったんですが部屋が開いていたもので……その」
どう考えても,私の方に分が悪い。
いくら悪気はないといえ,人の部屋に勝手に入って,人のものを…恐らく秘密のものを手に取っ
てしまうなんて。
「いいんですよ,先生,慌てなくても」
西岡さんが,ニヤニヤと笑いながら,手を振って私の話を遮る。
「美人先生も,こんなのに興味があるなんてね…それ差し上げますよ。ひひひっ,言ってくれれば,
もっと凄いのだってあるんですがね。それとも,生の本モノがお好みですか? 俺の股間のモノ,
先生を見ていたらガチガチで,もういつでも準備OKですよ。いかがです? 試してみますか?」
私は,信じられなかった。
下品な言葉。
下品な笑い。
悪寒が,全身の肌に込み上げてくる。
「い,いえ…結構です……あの,私,失礼します」
しかし,ドアの前に立ち塞がっている西岡さんは,私を帰す気はないようだった。
「あ…あの…っ……私,帰りますから」
「へへへっ……つれないなあ,先生」
薄笑いで私の体を見つめ,唇を舐め回す。
そのイヤらしい様子に,私は身震いが起きるのを止められなかった。
「せっかく,俺の部屋まで来てくれたんだ……子供の父親と,もう少し親交を深めてくれてもいい
んじゃないですか?」
「それは……でも,だからといって…」
「この前,夏樹を誘惑していたなんてこと,俺自身は別に気にしてないんですけどね?」
「はっ…!!」
息が止まる。
あのときのことを知っている…!?
どうして……
私のそんな疑問を見透かすように,西岡さんは笑った。
「何で知ってるのかって? へへへっ,先生,分かり易いなあ……部屋にいたんですよ。今までも
ずっとね。俺は家にいないとでも思ってましたか? でも,別にそんなことどうでもいいじゃない
ですか。俺としちゃ,夏樹と仲良くなってくれた先生に,感謝してるんですよね」
「では……それなら……」
「そして,夏樹にも感謝感激といった具合でして。何せ,こんな美人の先生と仲良くなってくれた
んだ。くくっ,嬉しいじゃないですか。これから,先生が俺とも仲良くしてくれるのかと思うと…
ひひひっ,ゾクゾクしてきますよ」
「何を言って……私は,そんなつもりは……」
「子供だけじゃなく,父親の俺とも同じように親交を深めるのが先生の仕事なんでしょ? ねぇ,
先生? 子供とは出来て,親とはできないなんていうことがあっていいんですかね? 誰かに聞い
てみますか? 例えば学校とかに……ね,先生? どうしますか?」
「それは……それは……」
喉がカラカラに渇く。
ドキドキが激しい。
足腰に力が入らず,震えてくる。
……これは……そんな……そんなことって………
私の胸は……震えていた。
これは…いつも私が,頭に思い描いていたコトと同じ…
悪夢ともいえる妄想が,何か見えない力で現実になってしまったような錯覚を起こす。
……神様…っ…
私は,祈らずにはいられなかった。
……これは罰なのですか……
教師という職業でありながら,男の人に無理矢理犯されるドロドロとした欲望に,身も心も焦が
していた私。
生徒の心を乱してしまった私。
そして今,このような状況に追い詰められて……
今までに経験したことのない行為への期待感に,体の芯を熱く痺れさせてしまっている私。
……私…いったい…どうなってしまうの……
息が上がり,胸が苦しくなってくる。
腰の奥が,気怠く重い。
ジーンとした重い快感が,腰を包み始めている。
もう,立っているのがやっとだった。
「帰して……ください……」
聞き入れられないことが分かっていながら,私は小さく呟く。
「もちろん,帰してやるよ……たっぷりと親交を深めた後でな? なあ,美人先生よ」
生徒の父親である男の人……西岡さんが,ゆっくりと後ろ手にドアを閉めた。
第2回
部屋の中…
私は,服を着たままの姿で,両手首をベッドの上で縛られ,覆い被さってくる夏樹くんの父親に
犯されていた。
「げへへへっ,こりゃ堪んねぇ姿だな。いっぺん先生をよ,スーツ着せたままでこんな風にヤりた
かったのよ。スーツからはみ出たオッパイが,メチャメチャ色っぽいぜ。どうだい? 生徒の父親
のを,ココにブチ込まれた感想はよ?」
「んぁっ,く…っ…はぁ,あっ…い,いや…ぁ…くぅ…ぅ…」
首筋をいたぶるように這い上がってきた舌先が,耳の中にねじこまれ,下卑た声が転がり込んで
くる。
私は,必死に声を絞って耐えていた。
ベッドの上…体の両横に,大きくはだけられた上着とブラウス。
乳房の上に,たくし上げられたブラジャー。
脱がされた服は1枚もない。
それなのに,体を隠している服は,もう1枚としてなかった。
脚を広げられ,腰元まで捲られたスカートは,その奥に秘めていた淫らなものをすべて,卑劣な
男の目にさらけ出してしまっていた。
乱暴に脱がされたショーツが,わざと片脚の太腿に残され……黒いストッキングをそのままに,
強引に押し入り,奥まで深々と貫いてきた夏樹くんの父親のモノ。
そしてそれを受け入れ,ほんの僅かな抵抗だけでヌルヌルと押し広げられた私のアソコ。
「はぁ……はあっ…ん,あっ……あ,ああっ……はあっ……」
一突き毎に全身には電気が奔り,痙攣が起きる。
脳が痺れ,白く熱く閃く。
私は,それでも大きな声だけは出すまいと,迫り上がってくるものを吐息に変えて大きく喘いだ。
「お父さん……西岡さん…っ…動かないでください…ん…ああっ…でないと,夏樹くんが……夏樹
くんが,目を覚ましてしまいます…っ……」
全身が燃えているようで,吐息までが熱かった。
体中に噴き出した汗は,絡みつくお互いの肌を濡らし,相手の体の熱を伝え合っている。
……私っ…犯されているっ……動けない体を,抱え込まれて…犯されてるっ……
この,男の人に抱かれているという実感は,想像などとは比べものにならない。
酔いそうなほど,ひどく官能的だった。
「へへへっ,何を言ってるんだ。こんなに感じまくってるくせによ。綺麗な顔して,犯されるのが
堪らねぇって感じじゃねぇか。アイツには知られずに,たっぷり楽しみてぇか? アイツが目を覚
まさないようにしたいんなら……そら,先生のそのイヤらしい声を抑えりゃいいだけの話なんじゃ
ねぇのか? そら,もっと感じさせてやるぜ」
西岡さんは,私の首筋に顔を埋め,流れる汗をベロベロと舐め上げる。
そうして,重い体で押さえつけられ身動きのできない私の腰に対して,膣奥まで何度もペニスを
打ち込んでくる。
「いっ!…そんなことっ…ああ…っん!…ダメ…ううんっ!」
私は,喉を仰け反らせて喘いだ。
背中が,弓なりに反り返る。
「ひひひっ,頑張るじゃねぇか。でもよ,声は抑えられても,体の反応までは抑えられねぇだろ。
こんなにビクビクしやがって。乳首も,もっと弄って欲しいか? え?」
「いや,いやぁ…っ…あぁ…んんっ!」
私は体を振って,精いっぱいの拒絶をしようとしたが無駄だった。
再び,首にゾロリとした感触が奔り,左右の乳房が大きな手に揉み上げられる。
「そらそら,乳首なんざ,もうビンビンだぜ。コイツが,そんなにイイのかい?」
西岡さんが,私を犯しているペニスを強調するように,その先端を子宮にグリグリと擦り付ける。
「ひあぁ…ぁ……っ!」
私は何も答えられなかった。
ただ,掠れた小さな声と共に,息を吐き出す。
蕩ける体の芯を,直接えぐられるような感覚…
……凄い…っ……こんな…こんなこと,されるなんて…っ……
戦慄く唇の奥……喉から迫り上がってくるものを私は予感していた。
「うっああ…ぁっ……っ! も,もう…っ…」
耳元に温かくヌメる舌の音が響き,摘まれる左右の乳首に甘い快感が奔る。
強制的に,イヤらしい行為をされる快感と興奮。
私の体はどうしようもなく燃え上がり,声を押し殺したまま絶頂に達していた。
「ひひひひっ,先生,もうイッちまったのかい? 思った以上のエロい体だぜ。コイツが,そんな
に好きなのかよ? お堅い仕事の毎日で,溜まりまくってたんだろ? ほれ,先生のイヤらしい蜜
で,ココなんかもうグチョグチョだぜ」
「はぁ…ぁっ…いや……そんな…こと……」
顔を覗き込んでくる西岡さんの目に耐えられず,私は顔を背ける。
イヤと言いながら,私は,息も絶え絶えに絶頂の余韻に酔いしれていた。
……こんなに……感じさせられてしまうなんて…っ……
体の奥深くまで埋められた,男の人のモノ……
今,動きを止めたそれは,目を瞑れば私の瞼の裏に,その形もはっきりとズッシリとした質量感
をもって浮かんでくる。
硬く隆々と反り返り,時折ビクビクと脈打つモノ…
「ん…っ……あ…ぁ…っ」
体の芯からの熱い戦慄きに,甘い声が唇から零れてしまう。
私の体は快感と官能と興奮と…およそ悦楽というものに関係ある,すべてのものに包まれていた。
多分……
私は,朦朧としてゆこうとする理性の中で考える。
……この家が,夏樹くんの家でなければ……
そして,夏樹くんが階下で眠っていなければ……目を覚ましたときに,側にいることを約束して
いなければ,私はブレーキが外れたように狂い乱れていたのかもしれない。
……あぁ…夏樹くん……
私は,シーツをギュッと握り締める。
それは,私をギリギリのラインで踏み留まらせる,最後の拠り所だった。
そして…それだけに,堕ち乱れようと身悶えする私の足枷となり,徹底的に焦げ付く苦しみを与
えてくるものであることも間違いなかった。
「も,もう…離して…お願いします……これ以上は…許してください…」
火照ったままのアソコが,ジリジリと疼く。
私は,腰をくねらせて自ら求めそうになる体を,必死に押しとどめてやっとそれだけを言った。
……堕ちちゃ駄目。こんなことで狂わされちゃ駄目。しっかりしなきゃ……
喉の奥から,溢れて出てこようとするものを止めることができなくなったとき,私はきっとどう
にかなってしまう。
しかし…
「へへへっ,何を心配しているんだい? 先生よ? アイツか? アイツが心配なのか? 心配し
なくったってよ,アイツは,ここんところ本当に寝不足していたみたいだからな。ほっときゃ,2
〜3時間は起きちゃこねぇよ。だからよ…それまでの間,思う存分にとはいかねぇが,もうちょっ
と俺と楽しもうぜ」
西岡さんの手が,私の剥き出しのヒップを掴んで抱え上げ,膝を立てさせる。
「キュッとくびれたウエストから,後ろに突き出したこのケツの形……いひひひっ,イヤらしい,
いい体してるじゃないか。え? 先生よ? 四つん這いで後ろから犯られる味は,もう知っている
のかい? まあいいさ。俺が,本当の味をたっぷりと先生に教えてやるよ」
下劣としか言いようのない言葉。
そして……後ろから,開かされた両脚の間に感じる,痛いほどの視線。
品性の欠片もなく,情欲に満ちたケダモノの行為に曝される私の体。
それなのに…
「…そんな…こんな恰好で…だなんてっ……」
私は酔ってしまったように,顔を左右に振った。
どうしようもなく恥ずかしいのに,麻薬のような恍惚感が身を支配してくる。
……あぁ…後ろから犯されるなんて…そんなこと……堪らない……
後ろからされるなど,私にとっては,まったく初めての経験だった。
被虐の甘美な悦びが,ゾクゾクと胸に込み上げてくる。
興奮と官能が昂ぶり,アソコがジンジンと熱く疼いてくる。
……夏樹くん……先生…おかしくなっちゃう…どうすればいいの……助けて……
縛られた両腕をベッドにつき,四つん這いの姿勢にさせられながら…私は言いようのない興奮に
胸が高鳴り始めるのを感じていた。
「くぅっ…うぅぅんっ!」
腰の奥に感じる,ズンとした重い衝撃。
杭を打ち込まれたようなその重みに,私の体は大きく前後に揺れた。
最奥にまで届き,子宮の壁を突かれるなど,今まで一度も経験として味わったことがない。
疼き焦れていたアソコにとって,それは強烈な快美感としか言いようがないものだった。
女の,いやメスとしての本能が,待ち焦がれた肉欲の悦びに打ち震える。
……あぁ……凄い…堪らないっ……
思わずそう口走りそうになるのを,私は必死に堪えた。
「ほら,届いたぜ。ココが,先生の子宮の壁だな? ココをぐりぐりと擦りながら,回りを掻き混
ぜられるのがイイんだろ? これでまたイクか? そら,どうだ?」
「んああ…っ…やっ…やめて…っ……はぁああ…ん」
ヒップから体内に埋め込まれたペニスの硬い先端が,体の芯を深々とえぐり,その最奥を力強く
擦り上げてくる。
その度,柔らかくペニスを包み込む膣壁に快感が閃く。
腰に広がった快感は,全身を駆け巡り背筋を痺れさせ,喉奥のすぐ側にまで迫り上がってこよう
としていた。
「ぁっ…ん!…っう…んぁ…あぁっ!……あ,あっ!…く…うぅんっ!」
体中に,電気が奔り続ける。
私は四つん這いのまま,ベッドの上でのたうち回った。
狂おしくベッドを這う両腕が,シーツを掻きむしる。
もう,イヤらしい声を抑えきれない…
迫り上がってくる快感の,耐え難いまでの大きさ。
「あ……ぁ…ぅ…っ…はっ…ぁ……っううあぁっ!」
切羽詰まった声を喉から零しながら,私は二度目の絶頂をはっきりと予感した。
「また,イッたのか? 今度は,声が我慢できなかったようだな。綺麗な,い〜い声だったぜぇ〜。
いひひっ,バックで犯られる味はそんなによかったか? 先生の体は,相当なスケベだな。教師の
くせに,そんなにイヤらしく感じてていいのかよ?」
「あぁ…いや…も,もう許して…っ……」
犯されているというのに,またイッてしまった…
腕を折り,シーツに突っ伏した私は,後背位で絶頂に達してしまった恥ずかしさに,後ろに突き
出した腰を力なくくねらせた。
しかし……私は,別の意味での絶望を感じていた。
胸の中に,じわじわと湧き起こってくる,正反対の期待感。
……もっと…もっとされたい……激しく…私の仮面が,剥がれるくらいされたい……
それは,私の今まで鬱積していたものが,はっきりと出口を見つけた瞬間だった。
私は,それを決して自覚したくはなかった。
「ほれほれ,声が我慢できなくなってきただろう? まだ,終わりじゃねぇんだぜ。もっと,先生
の可愛い声を聞かせてくれよ。そら,こういうのはどうだ? 綺麗な顔してても,ココをこんな風
に苛められたら,先生だって感じてしまうよなあ」
ニヤニヤとした意地悪な声とともに,腰が円を描いて回され始める。
熱く蕩けた膣壁が,グルグルとうねる太いペニスに掻き広げられる。
私の頭に,灼熱の痺れが閃いた。
「く,あああぁっ!……動かないでくださいっ…そんな風にされると…うぅんっ! こ,声が出て
しまうっ」
「もっと声を出してみろよ。アイツに見られたって,いいじゃねぇか。俺たちは大人同士,子供と
は違って,大人には大人の親交の深め方があるってコトを教えてやろうぜ,な,先生?」
「それはダメ…っ…それだけはダメですっ…あぁっ,んうああっ!」
私は,体を襲う悦楽に翻弄されながらも必死に頭を振った。
……ああ…夏樹くん……
犯される私の胸の中……私を見つめる,夏樹くんの顔が浮かぶ。
夏樹くんの真っ直ぐな眼差しが,痛い。
切なくて苦しかった。
……ごめんなさい…先生は……本当は…こんなコトをされて,悦びを感じてしまう…イヤらしい女
なの……あなたの父親に抱かれているのに…嫌だったはずなのに……私の体は,こんなに…もっと
メチャクチャにして欲しくて……あぁ…もう我慢できない……
私は,腰をゆっくりと…前後にくねらせ始めた。
西岡さんのペニスを,深く強く迎え入れるように…
そして,膣壁が捩れるような刺激に喘ぎ声を漏らしながら,先端まで引き抜いていく…
「くっ…は…ぁ……んんぅっ!」
今だけは,この快楽に,身も心も漬かってしまいたかった。
四つん這いの上半身…自らの動きで,開かれたブラウスから露わになった乳房が揺れる。
なぜだか,ひどく淫らだと思った。
「先生もついにその気になったか? 真面目そうな振りしてたって,体は女だものなあ? 先生の
ココ,ドロドロに熱く蕩けて,最高にいい気持ちだぜ。ひひひっ,先生にしておくのが勿体ねぇな。
さて,俺もそろそろ,最初の一発目をイカせてもらうか」
西岡さんに掴まれたヒップが,力強く引き寄せられ,何度もその猛々しいペニスをねじ込まれる。
その度に,頭には白い閃光が何度となく奔る。
「あ,あっ,んぅっ! んっ! ひああぅぅっ!」
動物的な,貪るようなセックス…
私の体は,もはや全身のどこにも力が入らず,ただ甘い声を上げるだけの人形だった。
……こんなの…どうにかなりそう……
凄いとしか言いようがなかった。
両手を縛られ,ヒップを掴まれた体は,男の手から逃れることなど叶うべくもない。
そして無理矢理に,イヤらしい舌とペニスで欲望のままに味わい嬲られる行為。
もうすぐ私は,この男のドロドロとした精液に体を汚されてしまう…
その淫らさに,私の頭は熱く痺れた。
「……っ!」
私の体に打ち込まれるペニスが,動きを大きくする。
「ひひひっ,先生のような美人さんには,たっぷり出してやらねぇと失礼というもんだよなぁ?
そらっ,イクぜっ」
最後の一突きをその根元まで埋め込んで,西岡さんの腰が私のヒップに強く密着した。
「あ,あっ…っうぅぅんっ…!」
体の内側から,大きな脈動が伝わってくる。
……出されている……私…男の人の精液で…体を汚されている……
私の脳裏に,ドロドロとした白い粘液が,子宮の壁に打ち浴びせられている様子が浮かび上がる。
「あ…ぁ…だめ……もう…っ…私…イ,イク…っ……」
独りで,火照る体を鎮めていた日々のくすぶりが,私の乱れに拍車をかけていた。
本来ならば嫌悪したくなるようなこの状況,私の体は絶頂の高みに大きく押し上げられていった。
「夏樹くん…目を覚ましたの?」
私の膝枕の上で,夏樹くんが目をゆっくりと開ける。
うっすらと瞼を開けた夏樹くん…
私をとらえると,口元が小さく微笑んだ。
「……っ」
何かを言いたそうに唇が動く。
その様子の,何と穏やかなものであることか。
何て安心しきった顔なのだろう。
「夏樹くん…なぁに?」
夏樹くんは答えなかった。
そして…
私の顔に浮かんだ微笑みを見つめながら,夏樹くんの目は再び,すぅっと細くなっていった。
……よかった……
最後の線だけは,守ることができた…
自分の父親に私が犯されたこと,夏樹くんに知られずにすんだ…
自宅への帰り道,気怠い脚を引き摺りながら,私は嘆息した。
もし私が…
自分の父親に犯されたことに気づかれていたら,夏樹くんはどうなっていたのだろう。
それは,今の夏樹くんを180度,変えてしまうことになっていたかもしれない。
……本当に…よかった……
私は夏樹くんを思い出していた。
夏樹くんの安心しきった,穏やかな顔。
私を見つめてきた,真っ直ぐな瞳。
人を想うことと,人を求め傷つけること,その狭間で揺れ悩むことのできる純粋な瞳。
夏樹くんは,そんな自分に自信を持てず,未熟だと嫌悪しているのだろうけれど,私はそうは思
わない。
「羨ましいな……」
ポツンと口をついて零れ出た言葉。
思いがけず,そんな言葉を口にしたことに驚きを感じた瞬間。
「……っ」
不意に,ぽろりと涙が零れた。
込み上げてきたのは,哀しみだった。
……私の体は…こんなにも……本当に,私…淫らだったんだ……
それは,今夜の事への悔恨なのか,自分への悔しさなのか。
清楚だ,もの静かだ,おっとりとして真面目…そう言われていた私の姿は,やっぱり本当のもの
ではなかった。
ただ,仮面を被っていただけだった。
今夜の…あの痴態が,私の本性。
……私…あんなに感じて……自分から求めてしまった……
確かに,人に言えない願望を秘め続け,独りで妄想に浸ってはいたけれど。
でも…
何度も絶頂を迎え,ついには自分から腰を振って狂い乱れたあの姿…
体の中にドロドロとした精液を注ぎ込まれたというのに…汚辱感もない。
……私みたいな人間…教師に相応しくない……
異常と言える願望が叶ってみると,込み上げてくるのは疲れと自己嫌悪だけだった。
続く
風俗 デリヘル SMクラブ