「アヤ・ブレアの想い」(1.夢 −触手の快楽−)

                   ◇トップに戻る◇ 


 アヤ・ブレアは夢を見ていた。

 アヤは,周囲に木が密集する森の中を歩いていた。
 山道の道路沿いから少し離れた小道に入り,ある地点を目指して歩いていく。
 そこが何処かは分からない。
 一体何があるのか,自分が何のためにそこに向かっているのかも分からない。
 ただ,そこに行くことが,最初から決められているような気がするのだった。
「んっ……?」
 不意に足が動かなくなる。
 視線を足下に転じると,何かツタのようなものが左右の両足首に巻き付いていた。
 黒とも茶ともつかない色をした,そのツタは地面から生え,なおも動いている。
 ざわざわと,嫌な予感がアヤを包む。
「はっ……」
 気づくと,辺り一面,たくさんのツタが地面から伸び始め,アヤに向かってゆらゆらと近づいて
きていた。

 その異様な光景に,ぞくっとした悪寒がアヤを包む。
……逃げなきゃ……
 アヤは焦った。
 両足首に巻き付くツタは,いつの間にか蛇くらいの太さにまで膨張している。
 先端の周囲が,楕円状に丸く太く盛り上がり,まるで本当の蛇の頭のようだった。
 しかも,両脚を這い上ってきた5〜6本の蛇は,太腿にまで到達しようとしていた。
 振り払おうとする両手にも,背後からスルスルと同じものが巻き付き,細い手首を絡め取られて
しまう。
……このままでは,いけない……
 アヤの心臓が,ドキドキと早鐘を打ち始める。
 危険な状況だと理性が教えている。
 しかし,決して逃げられないことも,最初から決まっているような気がしていた。
 そして,どんなことをされるのかも…
 理屈ではなく,抗うことのできない運命的な何かがそう教えていた。
「…い,いや……やめて…っ……」
 左右から,アヤの腰をつたってきた蛇が,スカートを捲り上げて侵入してくる。
 アヤの四肢を絡め取った無数の蛇は,遂に服の中にまで侵入を始めていた。





HP「堕落天使ゴーゴゴー」のいぶきさんより (トップページイラストの方です)

……やっ,やだっ……
 タイトなスカートが完全に捲り上げられ,下着が露わにされていく。
 アヤの体を蹂躙するたくさんの蛇は,露わになったショーツの脇に隙間を見つけ,その中に潜り
込んでくる。
……くっ,んううぅっ……
 びくびくと,アヤの腰が痙攣をした。
 上半身でも,服の裾から,そして襟から侵入した蛇が,素肌の胸元を這いずり回る。
 胸の膨らみを揉むように巻き付いた蛇は,その頂きをなぞっていた。
 強く弱くリズムを持って蠢き,的確にアヤの官能を責め上げてくる。
「……はあ…っ……あぁ……ぁ」
 羞恥に涙を浮かべ,息を乱し始めたアヤの唇から,熱い吐息が漏れ始めた。
 なぜここへ来たのか……ボゥとなったアヤの頭の中からは消え去ろうとしていた。










 いつの間にか,場面は変わっていた。
……ここ……は……
 アヤの目に映っているのは,古ぼけた木造の薄暗い部屋…
 その,あまり綺麗とはいえない薄汚れたベッドの上に,アヤは横たえられていた。
……あ……な…何?……
 そして……自分を上から見下ろし,服を強引に引き剥がしにかかってくる数人の男たち。
 アヤは,服を半ば以上も脱がされかけた裸に近い下着姿で,周囲に群がる男たちの愛撫を受けて
いるのだった。
……うぅっ……気持ち悪い…っ……
 男たちの顔が,露わにされた素肌に埋められてくる。
 体中を舐め回される感触に,アヤは眉をひそめて体をくねらせた。
 逃れようとするも,首筋には左右から押しつけられたイヤらしい唇が這い,ブラジャー越しの胸
の膨らみは数本の手が撫で回している。
 愛撫を拒む腰が掴まれ,ヒップや太腿にも,ヌラヌラと生温かな舌が往復しているような感触が
あった。
……あ,んんっ……
 全身を撫でる男たちの指が,秘部にまで伸びてきたのを感じ,アヤは喉を仰け反らせる。
 その敏感な反応……アヤは,あろうことか既に自分が感じ始めているのを知った。
 指先は,ぴったり閉じた太腿の付け根を押し分け,こじ開けるようにして奥に入り込んでこよう
とする。
「あ…いやっ……しないで…」
 しかし,どんなに太腿や膝に力を入れても,股間と脚の付け根の間に生じている隙間は埋めよう
がなかった。
 2本の指が,難なく奧まで潜り込み,浅く軽くアヤの秘部を掻き分け始める。
「あっ!……く,くっ……ん」
 そこは,ぐっしょりと濡れた草むらとなっていた。
……なぜ……そんな……
 ショックにアヤの思考が包まれる。
 アヤを見下ろす男の顔が,ニヤーッとイヤらしく歪んだように感じられた。

 羞恥にまみれ,カッと頬を火照らせる暇もなく,今度は更に数本の舌が秘部を掻き分けてくる。
「っあああうぅっ……!」
 それは,我を忘れそうになるほどの快感だった。
 思わず,ビクンと大きく体が跳ね上がる。
 指と同様,秘部を浅く割った数本の舌は,それぞれが生き物の如くグネグネと蠢き,アヤの濡れ
た花びらを前後に撫でるようにしてえぐってきた。
「ああっ……あ…くうっ……い,いや…っ……う……」
 ゾロゾロと大胆に,そして細やかな動きをする舌先が秘部を襲う。
……こ,こんなの……いや…っ……
 アヤは,腰をくねらせて逃げようとした。
 しかし,手首や足首を強く拘束された体は,それを許してくれはしない。
 必死に逃れようとする腰を,たくさんの男たちの手が掴み,舌先で執拗に嬲り続ける。
「放して……もう,やめてっ」
 それでも,何とかベッドから上体を起き上がらせたアヤは,再び襲い来る男たちの手を振り払お
うとして声を失った。
「!!!」
 眼前の光景に,愕然とする。
 男たちの唇から伸びているものは……普通の人間の舌ではなく,触手だった。
 それも,先ほど森の中で自分を襲っていた,あの蛇のような形をした触手だった。
「は……っ……」
 気持ち悪さも忘れて,アヤは目を見張る。
 蛇に似た触手の先端部には,ぐるっと周囲を囲むようにして,細く細かい触手がびっしりと無数
に生えていた。
 よく目を凝らすとそれは,ザワザワ,グネグネと軟体生物のように蠢いている。
……な,何…これは……
 蛇という表現でさえ,可愛いと思えるほどの禍々しい物体。
 アヤは,息を飲んだ。





HP「堕落天使ゴーゴゴー」のいぶきさんより (トップページイラストの方です)

……こ,これは!? クリーチャー?……
 脳が警鐘を鳴らすより早く,更に何本もの蛇のような舌の触手が,前からそしてヒップからアヤ
の秘部をえぐる。
「あっ,ああぁうっ!」
 気持ち悪い……そのはずだった。
 しかし,実際に,繊毛のように動く触手に敏感な秘部全体が包まれると,甘美な疼きが根こそぎ
えぐられるような感覚が込み上げてくる。
 気持ち悪いなどと,そのような考えを持つことさえ不可能なことだった。
「い,いやっ,いやっ! あ,あっ! いやあああぁぁっ!」
 再びベッドに押し倒された全身に,周囲から寄ってたかって男たちの顔が埋められる。
 拒絶の言葉を口にしてはいても,その声は間違いなく悦びの色に満ちていた。
「やっ,やめてっ…そんなもので舐めないでっ……あああっ! だめえぇぇっ!」
 触手から枝分かれした無数の細い触手が,アヤのクレヴァスをくまなく刺激する。
 アヤの反応を探りながら体を這い回る触手は,細くくびれたウエストに,豊かな乳房にと淫靡な
感触を伝えてくる。
 それは,今まで一度たりとも経験したことの無い,あり得ないほど官能的な愛撫だった。
……っうぅ……こ…こんなの……こんなの…って……
 腰が,びりびりと痺れる。
 蕩けそうな甘美な痺れが,背筋から全身を駆け巡る。
 歯を食いしばっても,耐えられない。
「あぁぁっ!……だめっ,あぁううぅっ!……こんなのっ……っうあああぁぁっ!」
 薄汚れたシーツの上,アヤは体を弓なりに反らせて絶頂に達した。
 長い睫毛に縁取られた瞼をぎゅっと閉じ,シーツをきつく握り締め,さざ波のような小さな痙攣
を何度も何度も体に迎える。
「は……あ…ぁ……」
 アヤは,やがて硬直を解き,ガックリと全身の力を抜いた。

「!?」
 絶頂に追いやられ,ぐったりとしているアヤの太腿が広げられる。
 姿形は人間の形をしたクリーチャーが,太腿を割って入ってこようとしていた。
「あ…ぁ……いや……しない…で…」
 意識を朦朧とさせるアヤは小さく呟き,軽く身じろぎをする。
 しかし,全身をベッドに押しつけられている体ではどうしようもなかった。
「お,お願い……そんなもの…入れないで……」
 アヤの切れ長の瞳が,切なそうに歪む。
 男の股間から伸びる怒張もまた,異形の触手だった。
 太く長い触手は,胴体部に繊毛のような触手をびっしりと生やし,アヤの内部を掻き回し刺激し
ようとウネウネと首を振っている。
 それを見つめるアヤの唇は,喘ぎとも溜息ともつかない熱い呼吸音を漏らしていた。
「あ…ぁ……いや…いや…っ……やめて……そんなの……いや…」
 触手が膝に巻き付き,両脚が更に大きく開かされる。
 アヤは,自分の秘部に,硬いモノが押し当てられるのを感じた。
「……っ!!」
 次の瞬間,その硬さをもった物体が体の中に,ググッと押し込まれてくる。
 アヤは,絶望感と快感に悲鳴を上げた。


「い,いやあっ! やめてえぇっ!」
 アヤは飛び起きた。
 そこは,見慣れた自分の部屋だった。
 ベッドの横では,先日,施設から救出した幼いイブが安らかな吐息を立てて眠っている。
 何も変わらない。
 クリーチャーなど,1体もいない。
……ゆ,夢!?……
 全身を流れ落ちた汗で,ぐっしょりと濡れたTシャツが冷たく肌に張りついている。
 しかし,ショーツが濡れているのは汗だけではなかった。
 アヤは,大きな溜め息をつく。
……また,こんな夢を……
 このところ,連日のように同じような夢を見る。
 夢の中でクリーチャーに犯されながら,アヤは決まって,この世のものとも思えないほどの快楽
に身悶えし,遂には絶頂を迎えてしまうのだった。
 夢の中とはいえ,抵抗らしい抵抗をしないどころか,受け入れているような自分が腹立たしい。
……どうして……私は,こんな夢を……
 アヤは,自分で自分が分からなくなりそうだった。
 クリーチャーに犯される夢だけでもおかしいのに,歓喜の声を上げて快感に浸り,あろうことか
下着まで濡らすなど,正気の沙汰とも思えない。
……カイル……助けて……
 小さく心の中で呟いて,しかし,アヤは頭を振った。
 こんなこと,恋人のカイルになど,とても言えはしない。
……きっと………疲れているんだわ……
 幼く愛らしいイブの,安らかな寝顔に気分も幾分和らぎ,自分に言い聞かせるように呟いたアヤ
は,冷たくなったTシャツを脱ぎ捨てて再び眠りについた。

         続く 風俗 デリヘル SMクラブ