「えり編」第1章 分岐点(下)
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 翌日から,私の状況は一変してしまった。
 華やかな,一流リゾートホテルの中で繰り広げられる,性の快楽漬け。
 部長の計画とは,視察出張にかこつけて,私を犯し続けることだった。
 朝に夜に続けられる,連日の激しく貪るような部長のセックスに,私の身体はみるみるうちに
馴染んでいく。

 それは,視察中も例外ではなかった。
 視察先で,説明を始める私のスカートの中には,いつも部長の指があった。
 私の背後で,スカートのファスナーを下げ,ゆうゆうと忍び込んでくる指。
・・あ,あ,・・っ・・そんなっ・・・いやっ・・
 腰を振り,手を振り払いたい衝動に耐える私を嘲笑うように,部長はショーツの上から指を押し
つけてくる。
「これは,また,こんな凄い美人さんが担当者ですか! よろしくお願いします」
「いえ・・こちらこそ,お世話になります」
 私は,にっこりと微笑む。
 スカートの中で,両脚の間を往き来する指の責めにじっと耐えて・・・。

 ホテルに帰るなり,部長は強引に私を押し倒す。
 移動中の車の中で,延々と乳首を弄られ続けた私の身体は,部長のその行動を,心地よく待ち望ん
だもののように感じてしまう。
 ホテルに帰り着く頃にはいつも,身体の疼きは最高潮だった。
 私の服を強引に脱がす部長に,私は,身体をくねらせて絡めていこうとしてしまう。

 ショーツの中に手を突っ込んだ部長は,薄笑いを浮かべて私をいたぶる。
「さっきは,最高の微笑みだったぞ。あんな微笑みを浮かべておいて・・・その下では何だ,この
はしたない身体は・・こんなに濡らして・・。早く,欲しいいんだろう?」
「ああ・・・・違います・・それは・・部長が・・・触ってくるから・・・」
「ちょっと触られたくらいで,こんなに濡らしてしまうような女の子だったのかな。えり君は? 
くくくくくっ・・・あの男,えり君をイヤらしい目で見ていたぞ。よっぽどヤりたかったんだろう
な。ふふふっ・・あの男に・・・ほら,この指を見せてやりたかったな。このドロドロに濡れた
指をな・・・」
「あぁ・・・いや・・・いや・・言わないでください」
「いいじゃないか・・・気持ちいいことが好きなんだろ? 健康で若い女の子の証拠だよ。ふふふ
ふふっ・・・今日も楽しもうじゃないかね・・・」
 食事と入浴以外で待っているのは,部長に責め抱かれる果てしない時間だった。



 しかし,今日,ホテルの部屋で下着姿にされた私を待っていたのは,社長だった。
「しゃ・・・社長・・・・」
 服を脱がされて手首を拘束されたまま,私は部屋に入ってきた社長を,呆然と見上げた。
「ふふふ・・・・だいぶ進んでいるようではないかね」
 目を光らせて入ってきた社長は,私の姿に目をやり,唇を舐め上げた。
 私の背筋を,ゾクッとしたものが走る。
 部長が,社長の上着を取る。
「はい。お楽しみいただけるかと思います」
「うむ・・・しかし,待ちくたびれたぞ。もっと早く呼んでくれてもよかったんだがな」
「申し訳ありません。完璧を期そうと思いまして・・・」
「ふむ・・・では,もう完璧なのか?」
「いえ・・・まだ,そういうわけでは・・」
「よいわ。残りは,儂が仕上げてやろう。たっぷり味見をしながらな・・・」
「はい・・・よろしくお願いします」
 待ちきれないように,服を脱ぎ始める社長の横で,部長が頭を下げる。
「下がれ」
 部長は,再び頭を下げ,無言で部屋を出て行く。
 今や,下着まで全て脱ぎ捨て,裸になった社長が私を見据える。
 私は,身体が震え出すのを止めることができなかった。
 今さらながら,私は悟る他なかった。
 社長も部長もグルだったのだ。
 最初から,仕組まれていたことだったのだ。

「ふふふ・・・えり君・・・待ちわびたぞ・・」
 社長が近づいてくる。
 その股間では,部長のモノとも遜色ないほどのモノが,ビクビクと脈を打ち,血管を浮き立た
せて私に近寄ってくる。
「い・・いやっ・・」
 私は,恐怖を感じて逃げようとした。
 手首を拘束された両手を床に着き,何とか立ち上がろうとする。
 しかし,逃げることなど最初から不可能だった。
 足首を掴まれ,シーツの上をぐぐっと力強く引き寄せられる。
「ほれほれ,逃げんでもいいじゃないか。儂の相手も頼むぞ・・・」
 気付いたとき,私の身体は既に社長の腕の中だった。



「いやっ! やめてくださいっ! あぅ・・ん・・っ・・」
「いいではないかね。ふふふ・・コイツの味を,部長にたっぷりと仕込まれたんだろう?・・
すぐに,儂ので泣くほど気持ちよくさせてやるからな・・・ほら,咥えろ」
「や・・やぁ・・っ・・・ん・・っむ・・」

 私の口の中に,硬く突き立った男性自身が入ってくる。
 社長が,大きな両手で掴んだ私の頭を前後に揺すった。
・・やあぁ・・こ,こんなことっ・・・
 私の唇は,社長の男性自身を咥えさせられていた。
 唇から引き抜かれる度,私の唾液をまとわりつかせてヌラヌラと光る,イヤらしいペニスが目に
映る。
・・あっ,いや・・・
 嫌悪感に,せめて目を瞑ろうとしても同じ事だった。
 引き抜かれる太い茎が,私の唇を滑り動き,更に太くなった社長の先端が私の唇を押し広げる。
 そして再び,口の中に押し入ってくる社長のペニス。
・・んんぅっ・・・や,やだ・・・
 目を瞑っていても,はっきりと伝わってくる。
 弓なりに反り返り,私の口の中を好きなだけ犯そうとする,硬く反り返った男性の形。
 舌に触れる度,それ自体が生き物のようにピクピクと動くグロテスクなモノ。
「あぁ・・ん・・む・・ん・・」
「ふふふ・・口に入れているだけじゃあ・・・儂を満足させることはできんぞ。舌を使わんとな・・
ほら,舌を使え。それとも・・・ずっとこうして咥えていたければ,それもよいがな・・えり君の
唇を,長い時間汚してやるのも,それはそれで楽しかろうて」
・・そ,そんな・・・
 無情な社長の言葉が,何とか舌に触れるのを拒もうとしていた私の胸をえぐる。
 本当ならば,一瞬たりとも口の中に入れていたくはないのに・・・
 イヤらしい笑いを浮かべて,惑う私を見下ろす社長の目。
 蛇に睨まれたように,私は目を逸らすことができなかった。

「あ・・んぅ・・む・・んっ・・く・・」
「ほぅ・・早く終わる方を選んだか? えり君の可愛い舌が当たるのを感じるぞ・・」
 おずおずと動かした舌に触れる,凹凸も激しい,硬く強張った社長のペニス。
・・あぁ・・・いやぁ・・こんなの・・・
 私は,口の中に突っ込まれた社長のペニスが,彼のモノとは全く違うことを感じ取っていた。
 社長のそれは,根元から先端に至るまで,おびただしいほどの凹凸があった。
 その凹凸が舌に触れる度,言い知れないほど危険で邪悪な感じが込み上げてくる。
 私のそんな様子に気付いたように,社長の悠然とした声が降ってくる。
「どうだな? 儂のコイツはなかなかのもんだろう? 女の身体がこの味を知ったら・・それこそ,
欲しくて欲しくて離れられなくなるぞ・・・真珠入りの儂のコイツをな」
・・し,真珠?・・
 最後の言葉が,棘のように私の胸に突き刺さる。
・・それは・・・・
 私の全身を,ざわっとした悪寒が襲った。

「凄い凸凹だろう? この凸凹が,えり君を泣くほどヨガらせてくれるものじゃよ・・ふふふ・・
どれだけイイか,すぐに分かる・・ほれ,もっとよく舌を絡めてもらおうか・・」
・・そんなっ・・・・
 口の中で,血管を浮き立たせ脈を打つペニスに,私は身を竦ませた。
 イヤらしいなどという表現が,まるで可愛らしく思えてしまう。
 私が咥えている社長のペニスは,邪悪そのものだった。
「もうすぐ,コイツを,えり君の濡れ濡れになったイヤらしい口に入れてやろうな・・ふふふ・・
ずぶずぶと入っていくのかな?・・どんな気持ちがすると思う? 想像してみろ・・こうやって・・
えり君の下のお口に突き立てて,狙いを付けるだろう?」
 ペニスの先端を,一端口元まで引き抜き,唇の分かれ目に軽く押し当てる。
「狙いを付け終わったら・・ほら,こうやって・・えり君の中に入れてやろうな・・」
 ガチガチに硬くなったペニスが口の中に入ってくる。
 たくさんの凸凹が,私の唇を激しく刺激してくる。
「こんな風に,根元まで入れてコイツを咥えさせてやる・・・どうだね・・ここまで,えり君の中に
入っていくんだよ・・・ふふふ・・・」
・・あぁ・・・
 ぶるぶると,私は震えた。
 しかし,今度は悪寒ではなかった・・・
 私の身体の奧で,熱いものが呼び起こされようとしていた。
 私は・・社長のイヤらしい行為に促されるように,想像してしまっていた。
 この凹凸した社長の男性自身が,私の中にえぐり入っていくとき・・・
 そのときの,私を。
 そのときの,感覚を。
 どれだけ,されてしまうのだろう・・・
・・私は・・・何て・・浅ましいの・・・
 自己嫌悪に陥りながら,私は,唇に咥えた社長のペニスに舌を絡ませていった。

「んっ・・あぁ・・ん・・っ・・む・・・ん・」
 社長が満足そうな声を上げる。
「よしよし,しっかりと気持ちを込めてご挨拶するんだぞ・・・それにしても,前から目を付けて
いた通りだな・・まったく,いい身体をしている・・こりゃ,毎日見せつけられていた男どもは,
たまらんだろう・・ふふ・・」
 私の身体を舐め回すように見つめていた社長が,私の頭から片手を胸に滑り降ろす。
 大きな節くれ立った手が,胸元からブラジャーの中に潜り込む。
 胸の膨らみが,社長の大きな手の平に包まれる。
「い・・いやぁ・・ん・・む・・うん・っ・・」
 指先が,胸の中心に色づく突起を刺激してくる。
・・いや・・・これ以上・・こんなイヤらしいことをされると・・・
 連日,それも昼と夜ともなく,部長の責めを受け続けた私の身体はすっかり狂っていた。
 身体が熱く昂ぶって,どうしようもなくなってくる。
「ふふふ・・・君の恋人,シゲ君とか言ったな? 見せてやりたいもんだな。胸を揉まれながら,
自分の彼ではない男のモノを咥えて,舌まで使っているえり君のこの姿・・・シゲ君が見たらどう
思うかな?」
・・いや・・いや・・そんなこと言わないで・・・
 彼のことを口にされ,燃え上がるような羞恥が込み上げる。
 しかし,身体の昂ぶりは収まるどころか,一層大きな炎となって私を焦がしていく。
「あ・・あ・・んぅ・・む・・っ・・」
 胸を揉まれながら,私は,自分を犯すためのモノに,半ば自ら進んで奉仕を続けた。

「えり君の舌がチロチロと絡んで・・だいぶ,気が入ってきたじゃないかね・・・そろそろよい
だろう・・お陰で,儂のは最高にイイ感じになったぞ・・くくくっ,もうビンビンだわい・・
これは,礼をせねばならんな,えり君・・ふふふ・・」
 不意に,社長が私の頭を股間から離す。
 ピクピクと脈を打つ屹立したモノが,私の口から糸を引きながら引き抜かれる。
「あ・・・」
「その身体に,たっぷりと礼をしてやろう・・ほれ,こっちに尻を向けろ・・」
 手首を拘束されたままの私を,四つん這いにする。
・・とうとう・・なんだわ・・・
 私は覚悟した。



 しかし,社長は私をすぐには犯さなかった。
「ほぅ・・今までは,服の上から眺めて想像するだけだったが・・・これが,えり君の尻か。何と
も,そそる形をしているじゃないかね。どれ・・じっくり見てやろう・・」
 太い声が背中に浴びせられ,社長の両手が私の腰を掴む。
「あっ・・・」
 ショーツが,ぐいっとヒップの方から引き下ろされた。
 四つん這いのヒップが,社長の目の前に晒されてしまう。
・・ああ・・・こんなこと・・恥ずかしい・・・
 社長の視線を痛いほど感じ,丸見えにされている羞恥に私は身悶えした。
 しかし,社長は,より一層愉しそうな声で私を辱めようとする。
「恥ずかしいのかね? ふふふ,恥ずかしがらなくてもいいぞ。こんなに,いい尻をしているんだ。
ほれ・・こんなに丸くて・・」
 ショーツを太腿まで引き下ろし,ヒップの上を大きな手が這い回る。
「あ・・ぅ・・」
 ざらざらした手。
 太腿の方から這い上がってきた手が,力強く私のヒップを揉みしだく。
・・あぁ・・・
 私の呼吸が荒くなっていく。
 ただそれだけの行為で,私の胸の奥には,やるせないような気持ちが広がっていく。
 それは『疼き』だった。
 四つん這いで,動物的な陵辱を受けようとしていることへの,疼くような期待感。
 胸の高鳴りを感じる。
 妖しい官能の炎がチロチロと灯り,一気に燃え上がる時を待ち望んでいる。
・・私は・・・感じている・・犯されることを望んで・・期待している・・・
 認識しないわけにはいかなかった。
 私は,自分の身体が変わってしまったことを,思い知らずにはいられなかった。

 ヒップを大きく掴む両手の間で,熱い息が徐々に私のそこに近づいてくる。
「手触りも素晴らしい。無駄な贅肉が欠片もない。スベスベしていて・・瑞々しい肌とはこのこと
だ。社の男どもが,この尻に涎を垂らしているのも無理はないな・・・。こういうイヤらしい尻は
四つん這いで後ろから犯るのが最高だが・・」
 社長の目が,後ろから私のそこに注がれているのが分かる。
「あぁ・・・社長・・・見ないでください・・」
 私のそこは・・・もう,はしたないほど濡れているだろうことが分かっていた。
・・こんなの・・恥ずかしくて死にそう・・・
 心の中で,私は喘ぐ。
 しかし同時に,私の身体は,熱くざわめくものに激しく昂ぶっていく。
「はぁ・・はぁ・・・」
 息苦しいほどに,私の呼吸は,期待に荒く乱れていた。
「ふふふ・・・何ともイヤらしい身体だ。びっしょり濡れて・・・もう期待しておるのかね? 儂の
モノを口に咥えさせられて,早く欲しくて欲しくて堪らないのじゃろ? しかし・・・」
「あぅうっ!・・・」
 私は,声を上げた。
 待ち望んだ快感が,背を反らした私のヒップを電気のように走る。
 社長の口が,脚を開いた私のそこに押しつけられていた。
 むしゃぶりつくような唇の動きに,私のそこが我慢できるわけがなかった。

「だめっ! だめですっ,社長っ! いやああぁぁーっ!」
 私は叫び,必死になって腰を逃がそうと暴れた。
 そうでもしないと,身体が待ち望んだ快楽の大きさに飲み込まれてしまいそうだった。
 しかし,そんな抵抗など何にもならなかった。
 太腿を抱き込むように手を回され,軟らかい舌が,私の入り口を見つけようと動き回る。
「いやあぁ! そんなこと・・しないでくださいっ!・・やっ・やめてっ・・あっ・・・恥ずかし
いっ・・ですっ・・お・お願いっ・・・」
 私の懇願は,聞き届けられるわけがなかった。
「感じてるんだな? くくくっ・・・そんな清らかそうな顔をしていても,ここを舐められるのは
気持ちいいか? ほれ,儂の舌技を堪能させてやる。気持ちよくしてやる・・」
 暴れて左右に揺れるヒップをしっかり抱え込み,私の秘部を獣のように乱暴に貪る。
「そんなっ,いやっ,やめてくださいっ! いっ,いやあぁーっ!」
 私のそこを塞ぐように,ベタッと押しつけられた唇。
 溢れるものをジュルジュルと啜り立てながら,敏感な秘部を舐め回す舌。
 強い快感が腰に奔り,私は身を震わせて喘ぐ。
「あっ・・くっ!・・く,くうぅ・・っ・・」
 私は,押し寄せてくる官能に,どうしようもなくシーツを掻きむしった。

「うぅんっ!・・」
 這い回る舌先が,私の小さな入り口を捉えたのを感じる。
 私の秘部を塞いだ社長の唇の中から,熱く,柔らかく,尖ったものが伸びてくる。
 その先端は,確実に少しずつ私のそこを押し広げながら,私の身体の中にゆっくりと動き入って
きていた。
・・あ・・ああっ! 舌が・・舌が・・中に・・入ってくる・・っ・・
 神経を直接触られたような,身震いするような感覚が襲ってくる。
 私は,全身を硬直させた。


「はあっ・・ぁっ・・んぁっ・・・あぁぅっ・・」
 熱く軟らかい舌が,身体の中をグネグネと動き回っている。
 四つん這いのヒップに顔を埋め,強引に私を求め続ける社長。
 私の押し開かれた股間には,社長の尖った舌がねじ込まれていた。
・・あぁ・・・こんな・・イヤらしいこと・・・
 私の頭の中が,カーッと熱くなる。
 手首を縛られ,四つん這いでこのような辱めを受けている私自身の姿が,胸の奥底でたとえようも
ない興奮を目覚めさせていた。
「あぁ・・・許して・・もう,許してください・・・社長・・・」
 私は,いやいやをするように腰を揺すって懇願する。
 しかし,私は,頭のどこかで分かっていた。
 その行為が,社長をより一層掻き立て・・喜ばせ・・興奮させることを。
「色っぽい声を出しやがって。もう,この快感にも目覚めたか? ふふふ・・・イヤらしいやつめ」
 勝ち誇ったように呟きながら,社長の舌が,激しく私の中を掻き回し動く。
「ああぁうぅぅぅっ!・・・」
 舌に犯され,グチュグチュと淫らな音を立てる秘部から,溢れかえった滴が太腿に向かって垂れて
いく・・・。
 終わりが見えない快楽責め。
 どれだけ耐えたとしても,社長は好きなだけ私を嬲り・・・そして犯すのだ。
 半日か・・一日中か・・・いや,数日間に渡るのか・・・それさえも分からない。
 終わりにされるまでの間,耐え続けることなどできそうになかった。
 甘く痺れる身体は,与えられる快楽に浸り,一刻も早く溺れてしまうことを求めている。
 その甘い誘惑に,私はもはや,抵抗できなかった。
・・もう・・だめ・・私・・・堕ちてしまう・・・シゲ・・・私,感じるのっ・・・
 舌の動きに合わせて,私は腰をくねらせ始めていた。

 社長の責めは,私を底知れないドロドロした世界に,強引に引きずり込んでいく。
「ふふふっ・・・腰が動いているぞ。儂の舌はイイだろう? よしよし,もっと舐めて感じさせて
やる。えり君が今,一番舐めて欲しいのは・・・ほら,ここだろ?」
 高く抱え上げられたヒップの奧で,社長の舌が私の最も感じる突端を押し潰す。
「きゃああぁぁっ!」
 全身に激しい快感が駆け抜け,私は耐えきれず悲鳴を上げた。
 高められ,膨れ上がった性感は,すべてその小さな突端に集中していたかのようだった。
 唇が触れ,舌先に少し転がされるだけで,私は身も蓋もなくヨガリ狂ってしまう。
「あああぁーっ! だめ,だめ,だめぇぇーっ!」
「くくくっ,ここか? ここが,そんなにいいのか? ほれほれ,もっと悶えてみせろ」
 舌先に嬲られるそこが,前後左右に激しく転がされる。
 唇がその突起を包み込み,強く吸われる。
「はっ!・・」
 胸に伸びてきた両手が,乳房を揉み,乳首を摘む。
・・ああぁっ・・そっ,そんなことされるとっ・・
 乳首に与えられる刺激が,淫らな信号となって身体の奥底の『女』を揺り動かす。
 乳首と秘部の同時責め・・・それは,この数日間,部長に延々と教え込まれた快楽。
 イッてもイッても,決して許されなかった快楽の記憶が蘇る。
・・もう・・・イキそう・・・私・・イカされる・・・
 意識が,白く遠のいていこうとする。
 私の限界は,もう,すぐそこだった。



 目の前に,剥ぎ取られたブラジャーとショーツが散らばっている。
「はぁ・・はぁ・・」
 気が遠くなるほどの長い時間,社長の性技に弄ばれ続けた私は,ぐったりとシーツに横たわって
いた。
 脚,ヒップ,乳首,腕,首筋,そして唇・・・身体の至る所には,ヌラヌラと光る社長の唾液が
絡みつき,舌と指に嬲られ続けた記憶の余韻に,私は身動きできないでいた。
 悔しいことに不快ではなかった。
 むしろ心地よい甘い痺れに包まれ,私は裸身を隠すこともできずに,社長の目にすべてを晒して
いる。
「ふふふ・・そんなによかったか? 随分と,ハデにイッていたじゃないかね,えり君。何回イッ
たんだね。すっかり,男をそそるイヤらしい身体になって・・・ふふふ・・軽くいただいても美味し
かったぞ,君の身体は。イクときのその顔,その声。ますます泣かせたくなる・・・くくくっ,で
は,いよいよ本当に味わわせてもらうとするか」
 社長は笑いながら,倒れ伏した私の身体を引き起こす。
 後ろから引き起こされたヒップに,社長のモノが触れる。
「あ・・・」
 ピクリと私の身体が反応する。
 私のヒップに当たるそれは,紛れもなく欲望の熱い塊だった。
 硬く・・大きく・・力強く私を求める,社長の剥き出しのペニス。
ぞくり・・・
 私の胸の奥底に,妖しい官能の炎が再び灯ろうとしていた。
・・あれだけ・・嬲りものにされていながら・・・・私は・・私という女は・・・
 自分を責め,悔しく思う心が残る。
 しかし,それも一瞬の事だった。
 この数日,朝も夜も抱かれ続けた私の身体は,もっと高みに昇り詰めるために必要な『男』の身体
を切実に欲していた。
・・熱い・・・これが・・
 再び四つん這いにされながら,私は自ら,滾るような熱いペニスにヒップを擦りつけていた。
 ヒップを見せつけるように・・誘うように身体が・・・腰がくねる。
・・私は・・・もう,堕ちたんだ・・・・
 自覚した。
 黒々とした甘い誘惑の世界が,私の目の前に口を開けて,果てしもなく広がっていた。



「くくくっ,自分から尻を押しつけてくるなんて,えり君も随分とコイツが好きになったらしいな」
 社長は満足そうに,硬い先端で私の秘裂をなぞってくる。
 ただそれだけで,私のソコは,早く犯されたい欲望に囚われて,ぞくぞくと身震いしてしまう。
 イヤらしくも,私の秘部からは,熱いものがとろとろと溢れ出ようとしていた。
「何だ。ふふふっ・・尻を振って,もう我慢ができんのかね。こんな風に焦らされると堪らんか?」
「あぁ・・・違います。違いますけど・・・んんっ・・んうぅぅっ」
「違うけど,何だね。じゃ,本当かどうか,試してみるか?」
「ひっ・・あぁ・・んぅっ!」
 社長の男根が,私の秘裂を押し広げ始めた。
 私の身体が,待ち焦がれた一瞬だった。
 しかし,ほんの僅か私を広げた男のソレは,それ以上は入ってこようとはしない。
「は・・あぁ・・くく・・ん・・ぅぅっ・・・」
「くくく・・・まだ・・まだじゃよ。その清純そうな美貌で,ワシのコイツを泣いてせがむまでは
くれてやるわけにはいかんな・・・」
 埋め込まれた先端部が,私の入り口を浅く掻き混ぜる。
「あ・・ぁ・・んん・・っ・・い・・いや・・」
 それは,私には到底想像し得ない快楽地獄だった。

 秘部の入り口だけをペニスに嬲られ,焦らされ続ける苦しさは長時間に及んだ。
 グチュグチュと淫らな水音が,部屋に響く。
 私は,歯を食いしばって喘いだ。
「くくぅっ・・は・・あっ・・んう・・うぅぅ・・んっ・・あぁ・・」
「どうじゃな・・・一気にいくのではなく,たまにはこういうのもイイじゃろう?」
 中途半端にこじ開けられた入り口は,なかなか得られない快楽を求めて,先端だけ埋まった男根を
締め付けようとしてしまう。
・・あぁ・・・い・・いや・・・苦しい・・・こんなの・・我慢が出来ない・・・
 満たされることなく,半端な快感を与えられて性感と欲求だけ高められる社長の手練。
 苦しくて堪らなかった。
「ほら・・このままでいいのかね? 欲しかったら,欲しいと言ってみろ」
 体内に埋まった男根の先端が,上下に動かされる。
「はああぁぁっ・・・」
 腰に走る灼熱の快楽。
 しかし,決して奧まで入って来ようとはしない。
・・欲しい・・・欲しいの・・・奧まで・・奧まで入れて・・私を力強く犯してっ・・
 心の声が喉までせり上がり,強い衝動が私を支配しようとしていた。
 ヒップのほんの少し後ろには,反り返った逞しい男根があるのだ。
 どうしようもない疼きに,私の身体は,ソレを存分に呑み込むことを欲していた。
・・も・・もう堪らない・・入れたいっ・・入れて欲しいのっ・・・
 私は,社長の男根を根元まで埋め込もうと,自らのヒップをぐぐぐっと後ろに退いた。

「はっ・・・」
 しかし,私の欲求が満たされることはなかった。
 豆腐に釘を打つような,手応えのない不満感が湧き起こる。
「えり君,ダメだな・・・。社長のワシに断りもなく,何かをもらおうなんて甘いと思わんか?」
 私の動きに合わせて,社長は腰を後ろに退いていた。
 イヤらしく,ニヤニヤと笑う社長。
 私は反論できずに俯いた。
「ほら,入れて欲しいんじゃろ? 欲しいなら欲しいと正直に言うんじゃな」
 ここまで身体を自由にされて,私の中に理性などもう残っているはずもない。
「ほ・・欲しい・・・です・・・」
 私は,ついにその一言を口にした。

 それは,社長の性技に,自分をかなぐり捨てた一言だった。
 しかし,社長はそれだけでは私を許さず,更に責め嬲ろうとする。
「ふふふ・・・ついに,えり君の口がイヤらしく男を求めたか。しかし,まだくれてやるわけには
いかんな」
「そうじゃな・・『社長の逞しいモノで,私を激しく犯してください』と言ってみろ」
「そ・・そんなっ・・・」
 普通なら,聞くだけで赤面したくなるような台詞のはずだった。
・・そんなことを・・口にさせられるなんて・・
 しかし,私の身体は,まったく別の反応を始めてしまう。
 屈辱的なことのはずなのに,ゾクゾクとした興奮と昂ぶりに身体が急激に火照ってくる。
 尖った乳首が疼く。
・・欲しい・・私は・・・・欲しい・・・
 妖しく,強い欲望が再び込み上げ,私はそれに身を任せた。
「社長の・・逞しいモノで・・・私を・・は,激しく・・お・・犯して・・ください・・」
 社長の舌なめずりが見えたような気がする。
「ふふふ・・よかろう。このイヤらしい尻を,えり君の期待通り,激しく犯してやろうじゃないかね」
 社長の腰が退かれた。
・・く・・くるっ・・・
 次の瞬間,力強く突かれる予感が腰を襲う。
 私は,心臓が高鳴ったのを感じた。

「んううぅぅっ!!」
 社長の男根が,四つん這いの私の中に押し入ってくる。
 秘裂に奔った熱い圧迫感に,私は声を上げた。
「ひああぁぁっ!!」
 いっぱいに私を押し広げ,チリチリと焼け付くような灼熱の塊。
 その入ってくる動きに,私は心奪われていた。
・・な,なに,これはっ!? す・・凄ぃっ!! 感じるところが強く擦られるっ!・・
「そら,根元まで入ったぞ。ふふ,もうイキそうな顔をしおって・・しかし,今からだぞ・・・
真珠入りのコイツの味をたっぷり味わうといい」
「ま,待っ・・あぁああーーーーっ!!」
 腰を動かし始めた社長に呼応して,逞しい男根が引き抜かれていく。
 そして,また私の中,いっぱいいっぱいに突き入ってくる。
「くあああぁっ!!」
 耐えられず,私の身体が跳ね上がった。
「凄い感じ方じゃな。まあ,コイツを初めて味わうのなら仕方ないな・・イイじゃろう? そら,
尻を前に逃がすな・・ふふふ」
「待って,待ってくださいっ! ひああぁぁーーっ!」
 ヒップを両手で掴まれ,深々と打ち込まれる。
「いや! いやっ! いやああぁーーっ!!」
 痙攣が起きるほどの快感だった。
 今まで,経験したこともないセックスに,私はただただ絶叫する。
 最初の絶頂は,あっという間に私を覆い尽くした。

「す・・凄いっ・・こんなの・・・こんなのって・・・ああ・・んんっ・・だめ・・」
 社長の男根が,押し広げた秘部を奧までグチャグチャに掻き混ぜる。
 私は,浅ましく四つん這いの姿でヨガり続けた。
「ココをえぐられると・・周りの壁が,凄く擦れて堪らんじゃろう? ワシの凸凹が凄い刺激じゃ
ろう?」
「ああっ・・だめ・・そこはダメです・・社長のでそんな風にされると・・んううぅっ」
「どんな風にダメなんじゃね? ほれほれ・・こうされると,えり君はどうなるんじゃな?」
「だめ・・だめ・・私・・そこが・・そこがとても感じて・・くううぅぅんっ!」
「ふふふ・・可愛いぞ・・えり君。ワシに抱かれてそんなにイイか? ほれ,ほれ!」
「ああ,ああぁっ,社長っ,私,私っ・・・また・・・ああぁぁぁーっ!」
 深く貫かれ,ヒップを奥まで打ち込まれて,私は背中を反り返らせてヨガり狂った。

「も,もう許して・・・私・・もうだめです・・身体が痺れて・・おかしくなってしまいます・・」
 絶え間なく続く強烈な快楽。
 男根を盛り上げる,多数の真珠の凸凹に,私は何度も絶頂を迎えさせられている。
 全身がビリビリに痺れ,これ以上はもう限界だった。
 しかし,老練な社長のソレは,硬さを湛えたまま,未だ私の体内に埋め込まれている。
 社長は,イヤらしく私を見下ろして笑った。
「何だ,またイッたのか? えり君は,こっちの方はまるで弱いじゃないかね。そんなことじゃ,
本当にワシが満足するまで,何度イクのか分からんな」
「しかし・・そうじゃな。今日のところは,そろそろ,ワシも・・・ふふふ・・・満足させてもらう
とするか・・最後は特に激しいぞ・・ふふふ」
「あぁ・・・いや・・・お願いです・・もう許して・・だめ・・・あうぅぅんっ!」
 抗おうとする私のヒップを引き寄せ,再び,社長の腰が動き始める。
「ま,待っ,社長っ,も,もうっ,これ以上はっ,ひぃ・・っ・・あああああーーっ!」
 嫌がる言葉とは裏腹に,私の身体が歓喜の悲鳴にのたうち回るのに時間はかからなかった。

 社長の腰が,私のヒップを力強く打ち付ける度,秘部の中には激しく凹凸のあるものが奥深くまで
入り込んでくる。
「はあぁっ! んうぅっ! くうんんっ! あぁぁっ! やあぁぁーーっ!」
 私は,白いシーツの上で,ただ喘ぎヨガるだけの淫らな人形と化していた。
 感じすぎるほど感じ,感極まった私の頬に,涙がとめどもなく流れてくる。
「泣くほどイイか? ふふふ・・ますます男を欲情させる,いい顔じゃないかね。そら,奧まで突
いてやろう・・えり君の弱いところはここなんじゃな? 部長から聞いているんでな・・ほれほれ」
「ひああぁーーっ,だめっ,だめぇぇーーっ,いやあぁーーっ,こんなにされたら,また・・・
また私っ・・やああああああーーーっ!!」
 意識は,もう真っ白だった。
 腰はドロドロに熔け,社長がヒップを掴んでいなければ,すぐにでも崩れてしまいそうだった。
 頭の中にまで流れこんでくるビリビリした刺激に,わけもわからず,ただ淫らに声を上げ続ける。
「くくくっ,またイクんじゃな? よし,イカせてやろう・・これで最後だ・・・ワシもイカせて
もらうぞ! えり君の中に,ワシのをたっぷりと注ぎ込んでやるぞ!」
 朦朧とした意識の中,社長の声が響き,次いで体重のかかった一撃が私の腰を突き上げた。

「くううぅんっ・・」
 重い一撃だった。
 子宮まで届く先端に,最奧部をぐりぐりと擦り上げられ,私は四肢をピーンと硬直させた。
「これがイイじゃろ? 奧をグリグリしてイカせてやるぞ!」
 呼吸が止まる。
・・ああぁぁっ!・・だめ、だめっ! 感じるっ!・・またイッちゃうっ!・・・こんなに犯され
て・・またイカされてしまうっ!・・・
「くっ! ほれ,イクぞっ」
 秘部を犯すペニスが,これまでになく膨張し,ビクビクッと痙攣するように動いた。
 ドクドクと,熱いものが身体を満たしていく。
・・あぁ・・・また身体の中に・・・社長にも汚されてしまった・・・
 しかし,悲壮感は一瞬にも満たなかった。
「ん・・うう・・いや・・いやっ・・また・・ああああああーーーーーっ」
 私は,社長のペニスを強く締め付けながら激しい絶頂に達した。



「よかったぞ。部長。最高の味だった」
「はい」
「これなら,今年は大丈夫だな。期待しておこう」
「お任せ下さい」

 部長が深々と頭を下げる。
 ベッドの上で白いシーツにくるまった私を,満足の笑みで見やり,社長は帰っていった。



 約束通り,部長は私の企画を全面的にバックアップし,実施への運びとなった。
 陰で社長の支援もついたプランは,何一つつまずくこともなく,向かうところ敵なしと思える
ほどの成功を収めた。
 仕事も軌道に乗り,一つの結果が,明らかな数字として出てくるとともに,周囲の,私への評価
も高まってくるのが肌で感じられる。
 何より変わったのは・・・・私の身体だった。

 誰も気づく者はいない。
 先輩も,同僚も,後輩たちも,何も変わらずに優しく私の成功を祝ってくれるだけで,何一つ気
づいてはいない。
 そう・・・彼でさえも。

 しかし,あの十日間,朝も夜も,性の快楽漬けにされた私の身体は・・・もう普通ではなかった。


   この章,終わり
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